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公開日:2025.9.30

更新日:2025.9.30

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りんごの品種と旬カレンダー|甘いりんごの選び方

栄養が豊富で、1年中買うことができるりんごは、人気の高い果物のひとつです。りんごには多くの品種があり、それぞれ旬の時期も変わります。
おいしいりんごを食べたり、プレゼントしたりする際は、品種ごとの旬の違いを覚えておくと便利です。
ここでは、代表的なりんごの品種と旬の目安、甘いりんごを選ぶためのポイントをご紹介します。

目次

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01.

りんごの品種と旬の目安

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りんごの旬は、10月~12月頃にかけてです。とはいえ、りんごには非常に多くの品種があり、品種ごとに旬の時期も異なります。
代表的なりんごの品種と、旬の時期の目安をご紹介するので、りんご選びの参考にしてみてください。

つがる

青森県産の品種で、8月頃から収穫が始まる早生種のりんごです。袋をかぶせずに育てたものは「サンつがる」と呼ばれます。強い甘みと適度な酸味、食感の良さ、ジューシーな味わいが魅力です。
国内では2番目に生産量が多い人気品種で、そのままでも、ジュースやジャムにしてもおいしく食べられます。

シナノスイート

シナノという名前のとおり、長野県産のりんごです。酸味が少ないため、酸っぱいりんごが苦手な方でもおいしく食べられるでしょう。
強い甘みや豊かな香り、豊富な果汁も魅力です。
旬は10月~11月頃とされています。

ふじ

シャキッとした歯ごたえと、甘みと酸味のバランスが取れた味わいが魅力の品種です。国内で最も多く生産されている品種でもあります。
太陽光を浴びて育ったものは「サンふじ」として販売されていて、袋をかぶせて育てたふじよりも甘みが強いのが特徴です。
旬は産地によって若干異なるものの、11月~12月頃が最もおいしく食べられるとされています。

紅玉

赤い見た目が印象的な品種です。他の品種に比べて甘みよりも強い酸味を持っています。煮崩れしにくく、加熱すると甘みが増すことから、生食ではなくお菓子作りに活用するのがおすすめです。
10月~11月頃が旬の時期といわれています。

秋映

長野県産のオリジナル品種で、熟すと見た目が黒っぽくなるのが特徴のりんごです。果汁が多く、りんごならではの甘酸っぱい味わいをしています。
シャキシャキした歯ごたえで生食でもおいしく食べられますが、加熱しても風味が飛びにくいためお菓子作りに活用するのもおすすめです。
10月~11月頃に旬を迎えます。

むつ

主に青森県で栽培されている品種で、袋の有無で見た目が大きく変わるのが特徴です。袋をかけたものはきれいな赤色に、袋なしで育てたものは黄緑色になります。
バランスの取れた甘みと酸味、シャキシャキした食感が魅力です。大玉で果汁も多く含まれているので、食べ応えもあります。

旬は10月の中旬から下旬頃にかけてです。

ジョナゴールド

見た目が美しい品種です。シャキシャキした食感を楽しめます。酸味は強いものの甘さもしっかりある、バランスの取れた味わいも魅力です。
生食でもおいしく食べられますが、お菓子やジャムにも適しています。
旬は10月~11月頃です。

シナノゴールド

ゴールデンデリシャスと千秋を交配して生まれた、長野県産の黄色いりんごです。実は硬めで、歯ごたえのある食感を楽しめます。
強い酸味が甘みのアクセントになり、飽きずに食べられる点も魅力です。お菓子作り用に向いています。

10月下旬~11月頃が旬ですが、貯蔵性に優れており、長く楽しめる品種です。

王林

王林は、ふじやつがるに次いで多く生産されている代表的な青りんごです。福島県が原産地ですが、青森県や山形県で多く育てられています。
一般的な青りんごは酸味が強い傾向にありますが、王林は甘みと香りが強いのが特徴です。

旬は11月~2月頃とされているものの、貯蔵性が非常に高く年間を通して出回っています。
ジュースやお菓子にもできますが、生食するのがおすすめです。

02.

甘いりんごの選び方

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旬を迎えているりんごが、全て甘く熟しているとは限りません。おいしいりんごを選ぶためにチェックしたいポイントは、次の4点です。

色ツヤの良いもの

品種によって変わりますが、基本的には全体が赤く色づいていて、色ツヤの良いものを選びましょう。色ツヤの良いものは甘みがしっかりしている可能性が高いです。

反対に、色ツヤが悪いものは鮮度が落ちている場合があるため、避けた方が良いでしょう。
りんごの皮のべたつきは熟している証拠なので、気にする必要はありません。特に、つがるやジョナゴールドといった品種は皮がべたつきやすい傾向にあります。

お尻の部分まで色づきが良いもの

色味を見る時は、りんごのお尻部分も確認しておきましょう。お尻部分まで赤く色づいているものはしっかり熟していて、蜜も多い傾向にあります。

また、ふっくらと丸みを帯びていて、お尻部分が深くくぼんでいるかどうかも確認しておきましょう。
お尻部分が変形したり、くぼみが浅かったりするりんごは未熟な状態です。

お尻部分が深くくぼんでいるにも関わらず、色が緑色のりんごは生食には適していません。お菓子やジャムなどに加工して食べると良いでしょう。

ずっしりと重みを感じるもの

手にした時に重みを感じるかどうかもポイントです。果肉や果汁が豊富に含まれているりんごほど、ずっしりと重みを感じられます。
同じくらいの大きさのりんごで悩んだ時は、より重たいものを選ぶとジューシーなものに当たりやすくなるでしょう。

軸が太くみずみずしいもの

りんごの実は、軸から栄養を吸収していきます。そのため、太くしっかりしている軸を持っているりんごほど、おいしい可能性が高いです。
また、軸がみずみずしく真っすぐ伸びているものは新鮮です。

軸がしなびていたり、細かったりするものは鮮度が落ちている可能性があるため、控えた方が良いでしょう。

03.

りんごのおいしさを保つ保存方法

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りんごは乾燥に弱く、水分が失われるとおいしさも損なわれてしまいます。おいしさを保つために、保存する際のコツも押さえておきましょう。

涼しい場所に保存するのが基本

りんごは、涼しい場所に保存するのが基本です。気温の低い時期なら、常温保存でも問題ありません。
室温が高くなりやすいので、暖房器具を使う部屋で保管するのは控えた方が良いでしょう。

気温が高くなりやすい時期は、冷蔵庫に保存することをおすすめします。

新聞紙やポリ袋などで包む

新聞紙やキッチンペーパー、ラップなどで包んでおくのもポイントです。実を包むことで、乾燥を防ぎやすくなります。
ひとつずつ包むのが基本ですが、段ボール一杯にりんごがある時は、新聞紙をフタ代わりにして段ボールを覆うように保存する方法でも問題ありません。

また、新聞紙やキッチンペーパーで包んだら、ポリ袋や保存袋に入れて密閉しておきましょう。密閉することで、りんごから発生するエチレンガスが、他の野菜や果物に影響するのを防げます。

カットしたりんごは塩水かレモン水に

カットしたりんごをそのまま放置しておくと、すぐに断面が変色してしまいます。これは、りんごに含まれるポリフェノールが原因です。
変色を防ぎたい時は、塩水やレモン水、砂糖水などにりんごを数分浸しておきましょう。その後、ラップをかけるか密閉できる容器に移して冷蔵庫に入れておけば、1~2日ほど保存できます。

すぐ食べない時は冷凍保存も

カットしたりんごをすぐ食べない時は、冷凍保存するのもおすすめです。冷凍だと、1カ月ほどは鮮度を保つことができます。

カットせずに丸ごとの状態で冷凍することも可能です。丸ごと冷凍する場合は、乾燥を防ぐために新聞紙などで包んでから冷凍してください。
ただし、冷凍したりんごは繊維が壊れて生の状態とは食感が変わってしまいます。シャキシャキした食感を楽しみたい方は、できるだけすぐに食べることを心がけましょう。

また、解凍しすぎると食感が水っぽくなる点にも注意が必要です。冷凍したりんごは、半解凍の状態で使うことをおすすめします。

04.

おいしいリンゴで季節を楽しもう

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品種によって味わいや旬の時期が異なるりんご。種類ごとの違いを楽しんでみても、面白いかもしれません。
旬の味覚を取り入れて、秋をより楽しんでみてはいかがでしょうか。

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