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公開日:2025.12.17

更新日:2025.12.17

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グリルがなくても焼ける! おいしい干物の選び方と焼き方のコツ

朝食の定番であり、居酒屋に行けばお酒の肴(さかな)としても愛されている「干物」。
「グリルを洗うのが嫌」といった理由で敬遠する方もいるかもしれませんが、フライパンがあれば自宅でも簡単においしい干物は食べられます。
下処理が不要ですぐ作れる干物は、忙しい朝にもピッタリの食材です。
今回は、干物の魅力や主な種類、おいしく食べるための選び方のコツなどをご紹介します。

目次

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01.

古くから作られていた干物

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干物の歴史は非常に古く、縄文時代の遺跡からも魚を干したような形跡が見つかっています。当時は狩猟が食材を得る主な手段だったうえに、冷蔵庫も存在しませんでした。
食材がたくさん得られたタイミングで保存しておかなければ、狩猟の成果が悪かった時に飢えてしまいます。
そこで活用されていたのが、干すことで水分量を減らし、保存性を高める干物です。

その後も、奈良時代には神様への貢物として、平安時代には貴族の酒の肴として重宝されていたことが、『正倉院文書』や『源氏物語』といった文書に書かれています。
江戸時代に入り、日本各地で干物が作られるようになると、庶民の食卓にも広く普及しました。

冷蔵・冷凍といった保存技術が発達した現代では、塩分濃度が低く水分量が多い「一夜干し」をはじめ、さまざまな干物が作られています。

02.

干物の特徴

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魚を乾燥させた干物には、生魚とは異なるさまざまな特徴があります。
干物ならではの特徴としては、以下の点が挙げられます。

うま味が増す

時間をかけて魚を乾燥させると、身に含まれる水分量が減っていきます。イノシン酸やグルタミン酸といったうま味成分が凝縮されることで、生魚よりも強いうま味を感じられるのが特徴です。

また、干物を塩水につけることで筋繊維の間に隙間ができることで、焼き上がりがふっくらとした食感になります。

保存性が高い

生魚は傷みやすい食材です。冷蔵庫に入れて適切に保存したとしても、数日でダメになってしまいます。
一方で、干物は干すことで水分量を減らしているため、腐敗の原因となる細菌の繁殖を抑制しています。
その結果、生魚よりも腐りにくく、長期間保存することができるのです。

03.

【作り方別】干物の種類

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干物と一口に言っても、干し方や作り方によって味わいや食感が大きく変わってきます。
干物の主な種類と特徴は、以下のとおりです。

天日干し

太陽光や風を活用して魚を乾かす、昔ながらの製法が天日干しです。時間をかけて乾燥させることで魚のうま味が凝縮されます。
近年主流の機械干しよりもうま味が強くおいしい干物になります。見た目が美しく仕上がる点も特徴です。

一方で、製造が天候に大きく左右されてしまうため、品質を安定させるのが難しいというデメリットがあります。

機械干し

温風や冷風を出す機械を使って、人工的に魚を乾燥させる方法です。天候に左右されないため、1年間を通して安定した品質の干物を作ることができます。
虫が混入したり、汚れがついたりするリスクも天日干しに比べると少なく、衛生管理が簡単なのもメリットです。

ただし、天日干しの干物に比べると風味が劣ることがあります。

一夜干し

太陽光に当てずに魚を干すのが一夜干しです。脂が酸化しにくく、天日干しや機械干しの干物に比べると水分が多く残るので、柔らかい食感に仕上がります。
品質がばらつきにくい点も一夜干しの魅力です。

生魚に近い食感なので、天日干しや機械干しの干物が好きな人だと、物足りなさを感じるかもしれません。

丸干し

魚を開かず、内臓(ワタ)も残したまま丸ごと干したものです。イワシやシシャモ、小アジなどの小魚でよく作られます。内臓のほろ苦さがアクセントになるため、日本酒や焼酎のお供にも適しています。
骨や内臓も丸ごと食べられるものが多く、魚の栄養を余すことなく摂取できるのも嬉しいポイントです。

開き干し

丸干しとは逆に、魚を開いて内臓を処理してから干すのが開き干しです。アジやホッケ、サバの干物などが開き干しに該当します。干物の中でも、最も一般的な形といえるでしょう。
開いてから干しているので、焼く時に火が通りやすく、食べやすさにも優れています。

内臓の独特な苦みもないため、苦みが苦手な方にもおすすめです。

みりん干し

開いた魚を醤油や砂糖、塩、みりんなどで作った調味液につけてから乾燥させたものです。味がついているため、焼くだけでおいしく食べられます。
調味液によって魚特有の生臭さを抑えられるのもメリットです。

煮干し

だしを取るための干物で、シラスやカタクチイワシなどが代表的です。
一般的な干物とは異なり、一度煮た魚を干して水分を飛ばすことで、うま味を凝縮させます。

04.

おいしい干物の選び方

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一見するとどれも同じように見える干物ですが、新鮮でおいしい干物を見分けるためのポイントがいくつかあります。
干物を選ぶ時は、以下のポイントを確認しておきましょう。

旬の魚を選ぶ

干物は一年中売られていますが、原材料になる魚には「旬」があります。基本的には、旬の魚の方が脂乗りや風味が良いです。
季節ごとの主な旬の魚を覚えておくと、干物選びの際に役立ちます。

・春(3~5月)が旬の魚:アマダイ、サヨリ、アジ など

・夏(6~8月)が旬の魚:イワシ、カマス、スズキ、アジ など

・秋(9~11月)が旬の魚:カツオ、サンマ、サバ、ヒラマサ など

・冬(12~2月)が旬の魚:ブリ、ヒラメ、ボラ、サワラ、マダイ、ヤリイカ など

また、冷凍の干物を選ぶのもおすすめです。作られた後すぐに冷凍されているものは、鮮度が保たれています。

目が澄んでいるものを選ぶ

保存食とはいえ、鮮度の良い干物の方がおいしく食べられます。目が濁っていない、新鮮なものを選ぶことがポイントです。
反対に、血や汁(ドリップ)が出ていたり、嫌な臭いがしたり、目が濁ったりしているものは避けましょう。
皮につやつやした光沢があるものも新鮮です。

また、脂乗りが良い魚は、尻尾がふっくらと丸みを帯びていて、お腹辺りに白っぽい脂が見られます。脂乗りが良い干物を選びたい時は、そのような点も確認してみてください。

05.

フライパンを使った干物のおいしい焼き方

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干物をおいしく食べるには、新鮮なものを選ぶだけではなく、上手に焼き上げることも大切です。
魚焼きグリルを洗うのが面倒な方は、フライパンを使って焼いてみてはいかがでしょうか。後片付けがグリルよりも簡単なうえに、コツさえつかめば誰でもおいしく焼き上げることができます。

フライパンで焼く時は、身の方を下にして表面を焼いていきましょう。身を先に焼き固めることで、脂や水分が逃げるのを防ぎます。
焼き色がついたらひっくり返して、酒と水(干物1枚につき各大さじ1)を入れて蒸し焼きすると、身がふっくらと仕上がります。干物に直接かからないよう、フライパンの縁から水や酒を入れるのがポイントです。

水分や脂が飛んでしまうので、焼きすぎには気をつけましょう。

06.

干物のおいしさを保つ保存方法

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干物は保存食ではあるものの、保存方法次第では傷んでしまう恐れがあります。干物のおいしさを保つために、保存方法も覚えておきましょう。

2~3日中に食べきる予定がある場合は、冷蔵保存で問題ありません。干物が乾燥しないようにラップで包んだら、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。

長期間保存したい時は、冷凍保存するのがおすすめです。冷凍保存の場合もラップでしっかりと包んでから、保存袋に入れて冷凍しましょう。
温度変化を防ぐために、冷凍庫の奥側に入れておくと安心です。

詳細は商品によって異なる場合があるため、パッケージや説明書きなどに保存方法が記載されている際はそちらをご確認ください。

07.

おいしい干物を毎日の食卓に

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湿度が高く食べ物が傷みやすいという日本の気候風土で生まれた干物は、 保存食としてはもちろん、魚のうま味が凝縮された一品としても食卓で大活躍する食材です。

また、干物は製法や使用する魚などによって、さまざまな味わいを楽しむこともできます。高級魚を使ったおいしい干物は、贈り物にも最適です。
生魚よりも手軽に楽しみやすい干物を、自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか。

自然の旨味を凝縮、いつでも海の幸を食卓に

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