公開日:2025.9.30
更新日:2025.9.30
いちごの品種と旬の時期|甘いいちごの見分け方と贈り物に人気の品種
甘酸っぱい味わいが魅力のいちごは、手軽に食べられるうえに見た目も美しく、贈り物としても人気の果物です。
しかし、いちごを使ったケーキなどを1年中見かけるため、旬の時期がいつかわからない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、いちごの旬の時期や、贈り物に最適ないちごの品種、甘いいちごの見分け方などをご紹介します。
01.
いちごの旬はいつ?
1年中見かけるいちごですが、本来の旬は春から初夏にかけてです。
しかし、ハウス栽培の技術が発展したため、クリスマス前の11月頃からいちごを収穫できるようになりました。
現在は、12月~5月頃にかけて流通しているいちごですが、その中でも特においしい旬は1月~3月頃とされています。
ただし、具体的な旬の時期は品種や産地によって若干違いがあります。
02.
【贈り物にも】人気のいちご品種
いちごは世界各地で食べられている果物ですが、そのうちの半分以上は日本生まれの品種といわれています。日本各地で数多くのいちごが栽培されていて、その数は300以上になるそうです。
その中でも、贈り物にも最適な人気の品種をご紹介します。
とちおとめ
国内でも一番のいちご生産量を誇る栃木県を代表する品種が「とちおとめ」です。甘みや酸味のバランスが良く、ジューシーな味わいをしています。大粒かつ果肉が硬めで、食べ応えもあります。
甘酸っぱい味が好みの方におすすめです。
11月から6月頃まで出回りますが、旬は2月~4月頃です。
とちあいか
とちおとめに続くいちごとして栃木県で開発された品種です。現在は栃木県で生産されるいちごの多くを占めています。
一般的ないちごよりも大きめで、食感も硬いため食べ応えがあります。甘みが強い点も特徴です。
断面がハート型で、かわいらしい見た目も楽しめます。
10月下旬頃から収穫されますが、旬の時期は12月~3月頃です。
あまおう
あかい・まるい・おおきい・うまいの頭文字が名前の由来で、名前のとおり大粒で甘みの強いいちごです。福岡県のオリジナル品種で、福岡県でしか栽培されていません。
11月から5月頃まで出回りますが、特においしく食べられる旬の時期は1月~4月頃といわれています。
ゆうべに
熊本県のオリジナル品種で、熊本の「熊(ゆう)」といちごの色(べに)から名付けられました。
豊かな香りと甘さと酸味のバランスが取れた味わいをしています。端正な形と鮮やかな色味で、見た目も美しい品種です。
あまおうと同じく11月から5月頃まで出回りますが、12月~3月頃が旬にあたります。
紅ほっぺ
静岡県のオリジナル品種で、豊かな香りと甘酸っぱい味わいをしています。果皮が非常に鮮やかな赤色をしているうえに、実の中も赤く染まるのが特徴です。
見た目が美しいことから、ケーキやフルーツサンドといったスイーツのデコレーション用途でも人気を集めています。
12月から5月頃まで出回っていて、旬は3月~4月です。
ゆめのか
すっきりした甘みと後味の良さ、華やかな香りが魅力の品種です。愛知県で開発された品種ですが、長崎県などでも栽培されています。
見た目が美しく、ケーキやフルーツサンドに使う用途にも適しています。果肉が硬めで、日持ちしやすい点も特徴です。
また、品種名の「ゆめのか」は「夢が叶うように」という願いを込めたもの。縁起ものとしても人気です。
旬は1月~3月頃になります。
あまりん
埼玉県のオリジナル品種で、一般的ないちごを大きく超える強い甘みが最大の特徴です。見た目は大粒で、鮮やかな赤色をしています。埼玉県内でしか栽培されていないうえに栽培量も少なく、なかなか市場には出回らない希少ないちごです。
旬は1月~4月頃で、その時期のあまりんが最も甘いとされています。
03.
おいしいいちごの見分け方
形や大きさ、色ツヤ、ヘタの状態に注目してみると、おいしいいちごを見分けやすくなります。いちごを購入する際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
形や大きさ
品種によって具体的な形は変わるものの、おいしいいちごは丸ではなく、少し平たい形をしている傾向にあります。
形がいびつなものは甘みが均一ではない可能性があるので、形が整ったものを選ぶこともポイントです。
また、いちごは甘いものほど大きくなる傾向にあります。できるだけ大粒のものを選ぶこともポイントです。
色ツヤ
見た目の色ツヤも、おいしいいちごを見分けるポイントです。果皮全体が色づいていて、ヘタの近くまで赤色に染まっているものはしっかりと熟しています。
色味は品種によって異なるので、色が濃いかどうかを気にする必要はありません。
見た目のツヤやハリも品種によってさまざまですが、明らかにしなびたり、光沢が失われたりしているものは避けた方が良いでしょう。
ヘタの色
実ではなく、ヘタの色もポイントです。新鮮で栄養が行き渡っているものは、ヘタがきれいな緑色をしていて、しっかりと張っています。
色が黒ずんでいたり、下を向いたりしているものは鮮度が落ちている可能性があるので、避けるのがおすすめです。
ツブが埋もれている
いちごの表面にあるツブの状態も確認しておきましょう。ツブが飛び出しているものよりも、埋もれているものを選ぶのがポイントです。
ツブが埋もれているのは、水分や栄養をたっぷり蓄えて果肉が膨らんでいるのが理由です。その分、みずみずしく甘いいちごだと考えられます。
04.
いちごをおいしく食べるには?
いちごは、追熟しない果物です。鮮度が大切なので、手に入れたらできるだけ早めに食べきりましょう。
ヘタをつけたまま軽く水洗いしてから食べるのが基本です。洗いすぎたり、ヘタを取った状態で洗ったりすると、ビタミンまで流れ出てしまうので注意してください。
冷やし過ぎると甘みを感じにくくなるので、食べる前に冷蔵庫から取り出しておくのもおすすめです。
また、いちごは先端ほど甘みが強くなります。丸ごと食べる時は、ヘタ側から食べ進めていくと、最後まで甘みを感じられるでしょう。
カットする場合は、縦に半分に切ると甘みと酸味を両方楽しめます。
旬の時期が過ぎて酸味が強くなったいちごに関しては、ジャムなどにするとおいしく食べられます。
05.
いちごのおいしさを保つ保存方法
いちごは傷みやすい果物です。新鮮なものをできるだけ早めに食べるのが一番ですが、どうしても食べきれないこともあるでしょう。
いちごのおいしさを保つには、正しい方法で保存することも大切です。
冷蔵保存のコツ
いちごは水でぬれると傷みやすくなります。そのため、冷蔵する前に洗う必要はありません。
キッチンペーパーなどで水気を拭き取ったら、保存容器に移し替えて冷蔵庫で保存しましょう。事前に変色したり、柔らかくなったりしているものは取り除いておくことがポイントです。
また、パックの中で重なっていると、下にあるいちごが重みで傷んでしまいます。ヘタが下側を向くように並べて保存することも心がけましょう。
最後に、アルミホイルを上からかぶせると日持ちしやすくなります。
冷蔵保存した場合も、2~3日程度を目途に食べきることをおすすめします。
冷凍保存のコツ
冷凍すれば、傷みやすいいちごを長持ちさせやすくなります。すぐに食べきれない時は、冷凍保存するのがおすすめです。
冷凍すると味が染み込みやすくなるので、ジャムなどに加工する時間を短縮できる点もメリットとして挙げられます。
【冷凍の手順】
1.ヘタがついた状態のいちごを洗う
2.水気をよく拭き取ったらヘタを取る
3.保存袋にいちごを入れ、砂糖をまぶす
4.いちごが重ならないように注意しながら、冷凍庫で保存する
冷凍したいちごは甘みが落ちてしまうので、砂糖をまぶしておくのがポイントです。甘みを加えてから冷凍することで、解凍した後もおいしく食べられます。
いちごがくっついたり、乾燥したりするのを防げる点もメリットです。
また、冷凍したいちごをそのまま解凍すると食感が悪くなります。半解凍の状態でシャーベットにしたり、ジャムに加工したりするのがおすすめです。
06.
旬のいちごの魅力を満喫しよう!
いちごは品種ごとに個性があり、旬の時期や味わいもさまざまです。贈り物として選ぶ際は、見た目や甘さ、希少性などを意識すれば、より喜ばれる一品になるでしょう。
おいしいいちごを見分けるポイントや保存方法を知っておけば、日常でも旬の味覚を存分に楽しめます。
ご紹介した内容を、いちご選びにぜひお役立てください。
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