公開日:2025.12.17
更新日:2025.12.17
和菓子と洋菓子の違いは? ギフト用スイーツを選ぶ時の4つのポイント
仕事帰りのほっと一息つく時間や、休日の家族団らん、久しぶりに会う人への手土産など、さまざまなシーンで活躍するスイーツ。
せっかくならおいしいスイーツを選びたいものですが、種類が豊富なので、どう選べば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。
この記事では、和菓子と洋菓子の違いや、相手に喜ばれる選び方のポイントをご紹介します。
01.
スイーツ(お菓子)の種類
スイーツは、その歴史から和菓子と洋菓子に大きく分けることができます。それぞれ特徴が大きく異なるので、まずは2つの違いを知っておきましょう。
和菓子
和菓子は、日本の伝統とともに育まれてきたスイーツです。唐(現在の中国)から伝来した「唐菓子」や、ポルトガルから伝来したカステラ・ボーロなどの「南蛮菓子」が、現在の和菓子の基になりました。
和菓子の特徴は季節感。旬の素材を使うだけでなく、色合いや形から四季を表現する和菓子も多く見られます。特に、「練り切り」と呼ばれる和菓子は美しい見た目も楽しめる芸術品のような和菓子です。
原料としては、小豆や米、砂糖、寒天などが使われます。油分が少なく、比較的低カロリーな傾向にあります。
また、素材に合わせて煮たり、練ったり、蒸したりといった手法で作ることが多い点も和菓子の特徴といえるでしょう。
【主な和菓子】
甘納豆、あんみつ、おはぎ、カステラ、煎餅、ぜんざい(お汁粉)、大福、団子、どら焼き、練り切り、饅頭、羊羹(ようかん) など
和菓子については、以下の記事でもご紹介しているので、併せてご確認ください。
洋菓子
一般的に、明治時代以降に西洋から日本へ伝わったお菓子が「洋菓子」と呼ばれます。西洋に由来するお菓子の総称なので、非常に多くの種類があります。
カステラなどはポルトガル由来のスイーツですが、和菓子に分類されるのが一般的です。
小麦粉や卵、砂糖、バター、生クリームといった材料で作られるものが多く、和菓子とは異なるコクや香り、滑らかな食感、独特な甘みを楽しむことができます。
見た目が華やかな洋菓子も多く、パーティーなどのデザートとしても人気です。
近年は、和菓子と洋菓子を組み合わせた和洋折衷のスイーツも増えてきています。
【主な洋菓子】
アイスクリーム、カヌレ、ケーキ、クッキー、ゼリー、タルト、チョコレート、ティラミス、パイ、バームクーヘン、ビスケット、プリン、マカロン、マフィン など
洋菓子については、以下の記事でもご紹介しているので、併せてご確認ください。
02.
保存性による分類も
スイーツは、含まれる水分量から「生菓子」「半生菓子」「干菓子」の3つに分類されます。保存性に関わる要素なので、知っておくと便利です。
生菓子
水分量が30%以上のスイーツが生菓子です。
賞味期限が短く、基本的には当日中または翌日までに食べる必要があります。購入してすぐに食べる場合や、相手がすぐに食べられることが分かっている際の手土産におすすめです。
【主な生菓子】
ショートケーキ、シュークリーム、ゼリー、プリン、大福、饅頭、どら焼き など
半生菓子
生菓子と干菓子の中間で、水分量が10~30%程度のものが分類されます。生菓子よりも日持ちするのが特徴です。
商品によりますが、数日から数週間は保存できる傾向にあるため、「当日中に食べきるのは難しい」という場合や、数日以内に渡す予定の贈り物に適しています。
【主な半生菓子】
バームクーヘン、タルト、バターケーキ、甘納豆、カステラ、羊羹 など
干菓子
水分量が少ないお菓子を干菓子と呼びます。乾燥しているため保存性が高く、日持ちするのが特徴です。ストック用のおやつや、遠方へ配送するギフト、相手がいつ食べるかわからない場合のお土産など、さまざまなシーンで使うことができます。
【主な干菓子】
クッキー、ビスケット、キャンディー(飴)、チョコレート、ガム、煎餅、落雁、金平糖 など
03.
【ギフト用】スイーツ選びのポイント
自分用ではなく、誰かに贈る場合は相手への配慮が欠かせません。
ギフト用にスイーツを選ぶ際に、確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。
賞味期限や保管方法
スイーツ選びで重要なのが「相手がいつ食べるか」を考慮して選ぶことです。
例えば、一人暮らしの方や少人数の家庭に賞味期限が短い生菓子を贈ると、期限内に食べきれないかもしれません。相手が忙しい方だと、家におらず受け取れなかったという事態も考えられます。
また、スイーツの保管方法の確認も必須です。持ち歩く時間が長い場合や、相手の予定がわからない時は、常温保存が可能で日持ちのする焼き菓子や干菓子の方が、負担をかけずに済みます。
形が崩れにくく、持ち運びやすいものを選ぶのも良いでしょう。
配りやすさにも配慮しよう
職場への差し入れや、複数人の集まりに持って行く場合は、個包装されている商品を選ぶのがおすすめです。
ホールケーキのような大きなスイーツを切り分けるにはナイフやお皿が必要なので、相手に手間をかけさせてしまいます。渡すタイミングや場所によっては、スイーツをその場で切り分けることができないかもしれません。
個包装のスイーツなら複数人に配りやすく、衛生面も安心です。その場で食べることなく持ち帰ることもできるため、受け取る側も受け取りやすくなります。
相手の好みやアレルギー
ギフト選びで最も大切なのは気持ちですが、相手が苦手なものや食べられないものを贈ってしまうと、気持ちがしっかり伝わりません。
相手の好みにあったスイーツを用意することも大切です。事前にさりげなく、好きなスイーツや好みの甘さなどを調べておきましょう。
卵や乳製品、小麦粉は多くのスイーツに使われている原材料ですが、相手がアレルギーを持っている場合も考えられます。
それらのアレルギーを持っているかどうかの確認も欠かせません。アレルギーの有無がわからない時は、原材料がシンプルなスイーツや、特定原材料を使用していないスイーツを選ぶなどの配慮をすると安心です。
場合によっては、宗教や食文化などに配慮が必要になることも考えられます。健康を気遣う方には、低糖質なスイーツを贈るのも良いでしょう。
また、SNSで人気を博しているスイーツや、手に入れるのが難しい限定品なども、トレンドに敏感な方には喜ばれやすいものです。相手のライフスタイルも考慮すると、より喜ばれる贈り物になります。
包装や見た目も確認を
贈り物は、中身の味だけでなくパッケージも重要です。フォーマルな場面や目上の方への贈り物には、落ち着いたデザインの箱を選び、熨斗(のし)をかけるのがマナーです。
相手が不在で受け取れないことも考えられるため、スイーツを配送することを事前に伝えておくと良いでしょう。冷蔵・冷凍のものについては、その旨も伝えておくとスムーズです。
一方、親しい友人へのプレゼントであれば、季節限定のデザインや華やかなラッピングのものを選ぶと喜ばれるでしょう。
パーティーなどのお祝いの席では、箱を開けた瞬間から楽しめる、見た目が華やかなスイーツを選ぶのもおすすめです。
04.
シーンや好みに合わせてとっておきのスイーツ選びを
スイーツと一口にいっても、非常に多くの種類があります。ギフト用のスイーツを選ぶ時は、それぞれの特徴や日持ちの目安を知り、相手の状況や好みに合わせて選ぶことが大切です。
ご褒美として自分用にスイーツを選ぶ際も、その時に食べたい味や食感を考えたり、賞味期限を確認したりしておくと、よりスイーツを楽しみやすくなります。
お気に入りのスイーツの中から、相手に喜ばれるギフトを探してみてはいかがでしょうか。
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