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公開日:2025.12.23

更新日:2025.12.23

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【和菓子の基礎知識】種類や歴史、粋な楽しみ方まで徹底解説

日本の伝統のひとつで、見た目や名前から季節を感じられる「和菓子」。味わいはもちろん、見た目も美しいものが多い和菓子ですが、種類が非常に多いため、敬遠している方もいるのではないでしょうか。
日本の歴史に根付いた伝統文化でもある和菓子は、知れば知るほどおいしく楽しめるものです。
ここでは、和菓子の一般的な分類や季節ごとの代表的な種類、楽しみ方など、和菓子を選ぶ時に役立つ基礎知識をご紹介します。

目次

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01.

長い歴史を持つ日本の伝統文化「和菓子」

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和菓子の由来は縄文時代にあるといわれています。古代の人々は、自然にある果物や木の実を食べていました。砕いた木の実をあく抜きして丸く成形したものが「団子」の始まりとされています。

その後、唐(現在の中国)から持ち込まれた唐菓子や、室町時代の茶の湯文化などの影響を受けつつ、和菓子が発展していきました。
戦国時代が終わって江戸時代になると、和菓子文化は飛躍的に発展。現代まで親しまれている和菓子の多くは、江戸時代に誕生したものです。

また、西洋文化が流入した明治時代には、オーブンなどの調理器具も登場しました。栗饅頭などの焼き菓子は、オーブンが日本に来たことで誕生したとされています。

02.

一般的な和菓子の種類

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和菓子は、水分量の違いから「生菓子」「半生菓子」「干菓子」に大きく分けられます。それぞれの違いを知れば、用途や日持ちに合わせて和菓子を選ぶ際に役立ちます。
それぞれの特徴や主な和菓子の種類は、以下のとおりです。

ただし、水分量の違いによる分類は絶対ではありません。例えば、同じ「羊羹」だとしても作り方によって水分量は変わります。ご紹介する内容は、あくまでも一例としてお考えください。

生菓子(なまがし)

生菓子は、和菓子の中でも水分量が30%以上のものを指します。もちもちとした食感の「大福」や「おはぎ」、あんを炊き上げて作る「羊羹(ようかん)」などが代表的です。
中でも、白あんに求肥(ぎゅうひ)などのつなぎを入れて練り上げ、季節の植物などを表現した「練り切り」は、茶席で主菓子として振る舞われます。

生菓子は水分量が多いため日持ちはしませんが、作りたての風味やみずみずしさを楽しめるのが特徴です。
練り切りなどの見た目も美しい高級感のあるものは「上生(じょうなま)」、団子や大福といったその日に食べ切ることを目的に作られる比較的安価なものは「朝生(あさなま)」とも呼ばれます。

【主な生菓子】
おはぎ、饅頭、大福、羊羹、練り切り、どら焼き、カステラ など

半生菓子(はんなまがし)

半生菓子は、水分量が10%から30%程度の和菓子です。あんを皮で挟んだ「最中(もなか)」や、豆類を砂糖で煮詰めた「甘納豆」、寒天と砂糖を煮詰め表面を乾燥させた「石衣(いしごろも)」などが、半生菓子に当たります。
生菓子に近い食感を保ちながら、ある程度の日持ちもするため、手土産や進物としても選びやすいのが魅力です。

【主な半生菓子】
最中、石衣、甘納豆、柚餅子(ゆべし)、求肥(ぎゅうひ) など

干菓子(ひがし)

水分量が10%以下の、乾燥したお菓子です。穀物の粉に砂糖や水あめを加えて型に押し固めた「落雁(らくがん)」や、「金平糖」、「煎餅(せんべい)」などが含まれます。
水分量が少ないことから和菓子の中でも日持ちしやすく、湿気を避けて保存すれば長く楽しめます。

【主な干菓子】
落雁、金平糖、煎餅、ボーロ、おこし、村雨 など

03.

四季ごとの代表的な和菓子

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日本には、春夏秋冬をさらに細かく分けた「二十四節気」という考え方があります。和菓子はこの季節感を重視しており、その時期にしか味わえないものが数多く存在します。 代表的な季節の和菓子と、それに込められた意味は以下のとおりです。

春(3月〜5月)

春の和菓子の代表格は「桜餅」。関東では小麦粉などを焼いた生地であんを巻いたものが、関西では道明寺粉(どうみょうじこ/蒸したもち米を乾燥させて荒く砕いたもの)を蒸してあんを包んだものが主流です。
他にも、「ぼたもち(牡丹餅)」や端午の節句に食べる「柏餅」などが、春の和菓子として挙げられます。

【代表的な春の和菓子】
桜餅、柏餅、草餅(よもぎ餅)、牡丹餅 など

夏(6月~8月)

暑い日が続く夏には、見た目や食感で涼を感じさせる菓子が好まれます。三角形に切った外郎(ういろう)に小豆を乗せた「水無月(みなづき)」や、寒天と砂糖を煮溶かして固めた透明な「錦玉羹(きんぎょくかん)」、喉越しの良い「水羊羹」、清流を泳ぐ魚を模した「若鮎(わかあゆ)」などが、夏を代表する和菓子の定番です。

【代表的な夏の和菓子】
水無月、錦玉羹、水羊羹、水饅頭、葛餅、わらび餅、若鮎、あんみつ など

秋(9月~11月)

実りの秋は、素材の味を生かした菓子が増えます。9月の彼岸に食べる「おはぎ」は牡丹餅と同じものですが、秋に咲く萩の花に見立てて名前が変わります。
他にも、十五夜の「月見団子」、栗を使った「栗きんとん」や「栗羊羹」など、秋の味覚を存分に楽しめる菓子が登場します。

【代表的な秋の和菓子】
おはぎ、月見団子、栗きんとん、栗羊羹、芋羊羹、きんつば など

冬(12月~2月)

寒さが厳しい冬には、雪景色をイメージした和菓子や、新年を祝う華やかな和菓子が多くなります。温かいぜんざい(おしるこ)なども人気です。
平安時代の宮中行事に由来する「花びら餅」や、春を告げる鳥の名を冠した「鶯餅(うぐいすもち)」なども、代表的な冬の和菓子として挙げられます。

【代表的な冬の和菓子】
ぜんざい(おしるこ)、雪餅、いちご大福、花びら餅、鶯餅 など

04.

和菓子の粋な楽しみ方

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歴史や種類だけでなく、味わい方のポイントを知っておくと、和菓子選びがさらに楽しくなります。和菓子をより楽しむためのコツをご紹介するので、和菓子を買ったり、いただいたりした時に試してみてはいかがでしょうか。

五感を使って味わう

和菓子は「五感の芸術」とも呼ばれます。「視覚」で色や形を楽しみ、素材の香りや移り香を「嗅覚」で感じる。口に入れた時の甘みや食感といった「味覚」「触覚」はもちろん、「聴覚」で楽しむ点も特徴です。

また、和菓子には「羊羹」や「団子」といった名前のほかに「菓銘(かめい)」という独自の名前がついたものもあります。有名な短歌や俳句、地域の名所、歴史などに由来していることが多いのが特徴です。

例えば、梅をかたどった「東風(こち)」や「飛び梅」は、学問の神様として有名な菅原道真の「飛梅伝説」から名付けられました。
名前から季節感や物語を想像できるのも、和菓子ならではの楽しみ方といえるでしょう。

いただく際に「黒文字(くろもじ)」と呼ばれる菓子楊枝を使ったり、懐紙(かいし)を受け皿にしたりすると、より丁寧に味わうことができます。

お茶以外の飲み物と合わせるのもおすすめ

和菓子といえば「緑茶や抹茶と合わせるもの」というイメージが強いかもしれませんが、日本茶以外の飲み物ともよく合います。

例えば、あんこを使ったどら焼きや最中と深煎りのコーヒーを合わせると、バランスの良い甘みと苦みを楽しめます。香りが繊細な紅茶に、フルーツを使った和菓子を合わせるのも良いでしょう。

また、スパークリングワインといちご大福やどら焼き、赤ワインと羊羹、ハイボールと煎餅など、お酒と組み合わせても和菓子はおいしくいただけます。

05.

奥深い和菓子の世界を気軽に楽しもう

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和菓子は、日本の伝統・文化に深く根付いたものです。歴史的な背景を知ったり、季節を意識したりすれば、今まで以上に和菓子を楽しめるようになります。
商品によっては、名前を見た時点でさまざまな想像ができるのも面白さといえるでしょう。

この機会に、気になる和菓子を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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