公開日:2025.12.26
更新日:2025.12.26
知ればもっとおいしくなる。「洋菓子」の定義や種類の基礎知識
甘い香りと美しい見た目で、私たちを楽しませてくれる「洋菓子」。手土産やギフトの定番ですが、具体的な分類や種類ごとの特徴を詳細に知っている方は意外と少ないものです。
この記事では、洋菓子の基礎知識や代表的な洋菓子の特徴、ギフト選びのポイントなど、知っていると洋菓子をより楽しめる基礎知識をご紹介します。
01.
洋菓子とはどんなお菓子?
普段何気なく口にしている洋菓子ですが、日本ではいつ頃から食べられているのでしょうか。洋菓子をより楽しむために、日本における洋菓子の歴史や、和菓子との違いを見ていきましょう。
洋菓子の歴史
名前のとおり、「洋菓子」は海外から日本に伝わり普及したお菓子の総称です。日本におけるルーツは、16世紀にポルトガルやスペインから伝来したカステラ・ボーロ・金平糖といった南蛮菓子にまで遡ります。
ただし、明治時代よりも前に日本に伝わったカステラやボーロといったお菓子は、和菓子の一種として扱われることが一般的です。
「洋菓子」と聞いてイメージするものの多くは、明治時代に西洋文化が流入する中で、フランスやイギリス、ドイツといった諸外国から伝わった製法がベースになっています。
その後、日本の風土や日本人の味覚に合わせてアレンジされながら、日本の洋菓子は独自に進化を遂げてきました。
例えば、洋菓子として高い人気を誇るショートケーキやレアチーズケーキなどは、日本で作られた洋菓子です。
洋菓子と和菓子の違い
洋菓子と和菓子の違いは、「海外由来のお菓子か、日本の伝統的なお菓子か」という点だけではありません。2つの大きな違いとしては、使用する材料が挙げられます。
洋菓子は、バターなどの動物性油脂や牛乳、生クリーム、卵といった材料を多用するのが特徴です。そのため、濃厚なコクや芳醇な香りを楽しむことができます。バニラやリキュールなどで華やかな香りをプラスするのも、洋菓子ならではの魅力といえるでしょう。
一方で、和菓子は小豆やお米、葛、砂糖などが主役のお菓子です。油を使用することは少なく、使用するとしても植物性のものを使用する傾向にあります。
そのため、素材の風味を生かした繊細な味わいを感じられるのが特徴です。
和菓子の特徴や代表的な種類などについては、以下の記事も併せてご確認ください。
⇒【和菓子の基礎知識】種類や歴史、粋な楽しみ方まで徹底解説
⇒和菓子と洋菓子の違いは? ギフト用スイーツを選ぶ時の4つのポイント
02.
「水分量」による洋菓子の分類
洋菓子の分類方法はいくつか考えられますが、日持ちに関係する水分量による違いを知っておくと、ギフトなどで商品を選ぶ時に役立ちます。
それぞれの特徴や主な洋菓子の種類は、以下のとおりです。
生菓子(なまがし)
生菓子は、できあがりの水分量が30%以上のものを指します。みずみずしさやくちどけの良さを感じられるのが魅力です。
一方で、水分量が多いため、消費期限は製造当日か翌日までのものが多く、保存方法も冷蔵が一般的です。
手土産にする際は、相手がすぐに冷蔵庫にしまえるか、すぐ食べられる状況かを確認しておくことをおすすめします。
【主な生菓子】
ショートケーキ、シュークリーム、エクレア、プリン、ババロア、フィユタージュ(ミルフィーユなど、パイ生地を使ったお菓子)など
半生菓子(はんなまがし)
生菓子と干菓子の中間にあたる洋菓子で、消費期限は作られてから数日程度あるものが一般的です。
適度なしっとり感と風味の良さを保ちながら、生菓子より日持ちするため、手土産として使いやすい点が魅力といえるでしょう。
【主な半生菓子】
バターケーキ類、ガトーショコラ、タルト(生クリームやフルーツなどをトッピングしたものは除く)、マロングラッセ、マカロン、フィナンシェ
など
干菓子(ひがし)
水分量が10%以下で、日持ちしやすい洋菓子は「干菓子」に該当します。日頃、スーパーやコンビニなどで購入できる洋菓子の多くは干菓子です。
じっくり焼いたり、乾燥させたりすることで水分が飛んでいるので、サクサク・カリカリとした食感になります。
常温でも数週間や数カ月持つ商品も多く、自分のペースで食べやすいため、ギフトにも適しています。
【主な干菓子】
キャンディー、チューインガム、クッキー・ビスケット、チョコレート、スナック菓子
など
03.
主な洋菓子の種類と特徴
「洋菓子」と一括りにいっても、その製法やベースとなる生地によって種類は多岐にわたります。ここでは、洋菓子を9つのカテゴリーに分けて、それぞれの特徴や代表的なお菓子を解説します。
スポンジケーキ
小麦粉や卵、砂糖を原料に、ふんわりとしたスポンジ生地を使ったケーキです。卵白と卵黄を同時に泡立てる「ジェノワーズ」と、それぞれを分けて泡立てる「ビスキュイ」に大別できます。
クリームやシロップ、フルーツとの相性が抜群です。
【主なスポンジケーキ類】
ショートケーキ、ロールケーキ、シフォンケーキ、パンケーキ(ホットケーキ)
など
バターケーキ
バターをたっぷりと使ったケーキの総称で、スポンジケーキよりもどっしりとした生地の食感とバターの濃厚な風味を楽しめます。
紅茶やコーヒーとの相性もよく、ティータイムのお茶請けとして使いやすいのも魅力です。
【主なバターケーキ類】
パウンドケーキ、バウムクーヘン、マドレーヌ、フィナンシェ、チーズケーキ、マフィン、フルーツケーキ
など
シュー菓子
シュークリームをはじめ、中に大きな空洞があるシュー生地を使ったお菓子です。バターや水、小麦粉、卵が原料で、焼く際に発生する蒸気を利用して生地を膨らませています。
何とシュー生地を合わせるかはもちろん、皮の焼き加減などによっても好みが分かれる洋菓子です。
【主なシュー菓子類】
シュークリーム、エクレア、サントノレ、クロカンブッシュ など
フィユタージュ
フィユタージュとは折り込みパイのことで、パイ生地を使った洋菓子の総称です。
小麦粉とバターで作った生地を何層にも折りたたむパイ生地は繊細な食感が、クッキーに近いタルト生地はサクサクとした食感を楽しめます。
焼いた小麦粉とバターの香りを味わいたい方におすすめです。
【主なフィユタージュ類】
ミルフィーユ、タルト、アップルパイ など
クッキー・ビスケット
クッキーやビスケットは、日常的に身近な焼き菓子の一種です。厳密にはどちらも同じ焼き菓子ですが、一般的には、糖分と脂肪分が全体の40%を占める手作り風の焼き菓子をクッキー、それ以下のものはビスケットと呼びます。
サクサクしたものやホロホロと崩れるようなものなど、商品によって食感はさまざまです。
基本的には日持ちしやすく、個包装のものなら配りやすいため、多くのシーンで活躍します。
【主なクッキー・ビスケット類】
ラングドシャ、ガレット、スノーボール など
チョコレート
カカオ豆の種子を発酵・焙煎した「カカオマス」と、砂糖やココアバターなどを混ぜて固めた洋菓子です。ホワイトチョコレートやダークチョコレート、ミルクチョコレートなど、原料の配合量によって味わいや見た目が変わります。
クッキー・ビスケットと同様に馴染み深く、ギフトとしても高い人気を誇る洋菓子の一種です。
【主なチョコレート類】
ソリッドチョコレート(板チョコなど)、生チョコレート、ガトーショコラ、トリュフチョコレート、ボンボンショコラ
など
プリン・ゼリー
卵や牛乳などの原料を蒸し焼きにした洋菓子がプリン、ゼラチンや寒天を使って果汁などを冷やし固めた洋菓子がゼリーです。
プリンは滑らかな食感を、ゼリーは口当たりの良さを楽しめます。
卵や牛乳などをゼラチンで固めるババロア、泡立てた卵白や生クリームを卵黄とゼラチンで冷やし固めるムースといった洋菓子も、滑らかさやクリーミーな食感を味わえます。
発酵菓子
パン作りと同じように「イースト(酵母)」を使って生地を発酵させ、膨らませるタイプのお菓子です。作り方や材料によって、生菓子か半生菓子のどちらかに分類されます。
お菓子としてはもちろん、朝ごはん代わりになるほど満足感のあるものもあります。
【主な発酵菓子類】
シュトーレン、サヴァラン、デニッシュペストリー など
キャンディー
砂糖・水飴などを煮詰めて常温で固めた洋菓子です。加熱方法から、柔らかいソフトタイプと、硬いハードタイプに分けられます。
【主なキャンディー類】
キャラメル、ヌガー、ゼリービーンズ、マシュマロ、ドロップ、タフィー(トフィー)
など
04.
さまざまな味わいを楽しもう
一口に「洋菓子」といっても、水分量やベースとなる生地の種類によって、味わいや食感、保存性などが大きく変わります。
それぞれの違いを知っておけば、知り合いに洋菓子を贈ったり、自分用に買ったりする時の参考になるはずです。
たくさんある洋菓子の中から、相手に喜ばれるギフトを探してみてはいかがでしょうか。
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